苗木を育ててくれた横浜市の小学生が、いわき市で植樹をしました!

 

2014615日、Project-Dに参加した神奈川県の横浜市立永田台小学校の児童の代表5名のみなさんが、福島県いわき市の防災緑地に、自分たちが育てた苗木を植えました。

  プロジェクトが始まった2011年秋、すぐに参加してくださった永田台小学校さん。土の上にわらを敷いて乾燥や寒さから守るなどの工夫をして、一生懸命お世話をしてくれました。その甲斐あって、全部で51本の苗木が元気に育ちました。中には子どもたちの背丈よりも大きくなったものもあります!いわき市で拾ったどんぐり(カシ類)だったので、今回はまさに里帰りです。

 木を植える場所はいわき市北東部に位置する久之浜地区の海岸。地震の後10mを超える津波が押し寄せ、半数以上の建物が全壊する大きな被害が出た場所です。現在この地区では、津波から町を守るために海岸堤防と合わせて防災緑地を整備しており、どのような緑地にするかを住んでいる人たち自身が話し合いながら決めています。当日はその話し合いの日だったのですが、はるばる横浜市から子どもたちが来てくれるということで、住民のみなさんも会合の前に集まってくださいました。

 まずは苗木の贈呈式。永田台小学校の児童代表と先生から、久之浜地区の地区会長さん、福島県いわき建設事務所の石倉係長に、しっかりと苗木が手渡されました。その後、植樹の指導をしてくださる樹木医の木田先生から植え方を教わり、いよいよ作業です。今日植えるのは5本。永田台小学校の子どもたちがそれぞれ1本ずつ担当し、地域の人たちに手伝ってもらいながら植えていきます。大きく掘った穴に苗木を置き、栄養満点の土を入れて踏み固めます。風が強いところなので、倒れないように添え木をあててしっかりと固定しました。仕上げに水をたっぷりやって完了!!


 最後に永田台小学校の子どもたちから、「3年前から、夏休みにも水やりをしたり、わらを敷いたりして、一生懸命世話をしてきました。苗木と別れるのは寂しいけれど、ここで大きく育ってほしいと思います。」という挨拶がありました。お別れが寂しくて泣いちゃった子もいたけど、「20歳になったら絶対にまた来ようね!!」とみんなで誓いました。

 震災から3年以上経過しているのですが、復興への取り組みはようやく始まったばかり。自分たちの町を再び元気にしようと真剣に話し合っている久之浜地区のみなさんの様子が印象的でした。まだまだ長い時間がかかると思いますが、私たちプロジェクトDと永田台小学校の子どもたちは、植えた苗木の成長を見守りながらこれからもみなさんを応援していきます!!

活動報告

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どんぐり成長レポート

プロジェクトDに参加していただいてる全国のみなさんから送られてきたレポートを一部ご紹介していきます。詳細>

2016年

8月

10日

大きくなったよ!(今川こども自然クラブ)

今川こども自然クラブ(静岡県)

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2016年

4月

26日

どんぐりをお返ししました(あしよくらぶ)

あしよくらぶ(愛知県名古屋市)

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2016年

4月

24日

どんぐりをお返ししました(KOUZUKI)

株式会社KOUZUKI(千葉県木更津市)

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2016年

4月

24日

どんぐりをお届けしました(BS横浜27団)

ボーイスカウト横浜27団(神奈川県横浜市)

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2016年

4月

21日

どんぐりをお返ししました(思いとどけ隊)

思いとどけ隊(山形県山形市)

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本事業は「緑の募金」(東日本大震災復興事業)の支援を受けて実施しています。

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