NPO法人とんぼエコオフィスさんが中心となって進めている活動、「東日本大震災緑化支援100万本植樹」。プロジェクトDで参加者のみなさんが育てた苗木の一部を、千葉県山武市にある育苗センターで保管していただいています。その「100万本植樹」の活動の一環として、4月11日、宮城県東松島市の矢本地区海岸防災林で植樹を行いました。プロジェクトDの苗木も植えてきましたのでその様子をご報告します。
矢本地区は、林野庁がボランティア活動での植樹を希望する民間団体を募集し、その団体と協定を結んで国有林の海岸防災林づくりを進めている場所です。とんぼエコオフィスさんはこの区域の0.2haを対象に活動を行うことになり、今回が最初の植樹でした。「100万本植樹」では、海岸防災林の主要な樹種であるクロマツのほか、ヤブツバキ、シラカシ、ヤマザクラといった広葉樹も、被災地で採取した種や挿し木から育ててきました。これらの苗木に加え、プロジェクトDで育てたクヌギも植栽します。
はりきって現地に行きましたが、前日から降り続く雨でまるで田んぼのよう…(苦笑)。それでも、東京や岩手から参加されたボランティアの方たちと一緒に、植栽場所に目印の杭を打ち、穴を掘って次々に植えていきます。雨のおかげで土(泥?)が軟らかく、作業が捗りました。水もやらないですみましたし(負け惜しみ(^^;)) 。
震災から4年が経ちましたが、東松島への鉄道はまだ一部がバスによる代替輸送であり(5月から鉄道が復旧)、傷跡の大きさを物語ります。「100万本植樹」、そしてプロジェクトDの活動が現地の緑の復興のお役に立てばうれしいですね!