Project-Dでは、福島県郡山市の「プロジェクトD・福島ふれあいの森」で、今年度も植樹イベントを2日間にわたり開催しました。苗木の里親の方やこどもエコクラブなどにウェブサイトや新聞紙面で広く呼びかけて、1日目11人、2日目12人、合計23人にご参加いただき、全部で400本の苗木を植えました。当日の活動の様子をご報告します。
【4月30日】
初日は、どんぐりの里親のみなさんに参加いただきました。参加してくださった里親さんの中には、Project-Dで育てたどんぐりの苗木を直接持って来られた方もいらっしゃいました。この他、事前に全国の里親から送っていただいた福島県産のどんぐりの苗木を、昨年度植えた苗木が根づかなかったり、枯れてしまったりした場所に再度植栽しました。(「補植」といいます。)
事前に植樹地を管理してくださっている現地のNPO法人小野自然倶楽部の方が、補植すべき苗木の添え木にピンクのリボンをつけてくださってあり、参加者はピンクのリボンの場所を順番に植えていきました。それらのピンクリボンがつけられた苗木は枯れてしまったものもありますが、うさぎなどの小動物が食べてしまった苗木もあるそうです。
午後は、植樹地近くの、「ジュピアランドひらた」にある古民家を改修した素敵な施設「樹里庵(じゅりあん)」で各自昼食をとり、輪切りにした木に各自思い思いに名前やイラストや日付をかいて名札を作成しました。休憩時間には、「ジュピアランドひらた」の美しいピンク色に染まった満開の芝桜を見学しました。
【5月1日】
二日目は、今回の植樹のために草木を刈り払って平らに整地した場所に植樹しました。まず、ひもを使って等間隔に目印をつけて杭を打ち込んでいき、そこに参加者が一本一本丁寧に植えていきます。
植樹のポイントは、苗木がなるべく多く太陽の光を浴びられるように、苗木が添え木の陰にならないようにすること。そして、添え木からなるべく離れない位置に植えつけ、まわりに土を入れしっかりと踏み固めます。根元が少しまわりよりも低くなるようにすることで、雨水が根元に集まり枯れにくくなるそうです。
朝方は雨が降っていたので心配しましたが、作業をはじめるころにはあがり、日差しも出て汗ばむくらいになりました。未就学児のお子さんもおじいちゃんと一緒に参加した小学生も大人に負けないくらい最後のお片付けまでしっかりと作業してくれました。みんなで植えた苗木がこれからどんな風に成長していくことが楽しみです。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!
後日、みなさんに作っていただいた名札を「ふれあいの森」の看板に取り付けました。苗木の成長と看板を見に、ぜひ下草刈り等の活動にもいらしてくださいね!!