昨年から植樹をスタートした郡山市の「プロジェクトD・福島ふれあいの森」。今年の春にも苗木が根付かなかったり枯れてしまったところに補植をするなど、地域の方と一緒にお世話をしてきました。
今回は、苗木がさらにすくすくと元気に育つように、苗木の周りの下草を刈る活動を行いました。
参加者は郡山市の元気なこどもエコクラブ「大成エコキッズ」の子どもたちと、普段から学校でエコ活動をしている「郡山女子大学 ナチュラルライフスタイル部」の女子大生★ さらに、パワフルな男子高校生がボランティアとして参加してくれました!
春から夏にかけてぐんぐん伸びるのは苗木だけではありません。その周りの雑草も負けじとばかり伸びていて、このままでは苗木に十分な日光があたらず枯れてしまいます。それを防ぐために、今のうちに草を刈っておく必要があるのです。
いつも植樹地の管理をしてくださっている「NPO法人小野自然倶楽部」の方に下草の刈り方や鎌の使い方を聞いて、作業スタート!
苗木を間違えて切らないよう、また子どもたちにケガがないよう、大学生のお姉さん・高校生のお兄さんが子どもたちとペアになって、一緒に活動してくれました。草刈りの作業の間にも、子どもたちはバッタやカマキリ、生き物の卵などを見つけて大騒ぎ!将来森になるこの土地には、たくさんの生き物がいることを実感していました。 みんなの(大人の!?)頑張りで1時間半もかからず予定していたエリアの下草刈りが終了しました。
作業の後は、小野町の「緑とのふれあいの森公園」に移動し、お待ちかねのバーベキュー♪ 午前中頑張ったので、みんなお腹ペコペコ!おいしそうなお肉や野菜を目の前に、ニコニコ顔で「完食」しました。残さず食べることもエコ活動の一つ。よくできました^^◎
食事の後はお楽しみの「ツリークライミング」にチャレンジです。足が届きそうな枝や木の股をめがけてジャンプ!おっかなびっくりでゆっくり登る子どももいれば、するするとあっという間に一番高いところに登りついた子どもも。下りはロープを使いながら幹を蹴りつつ降りるのがコツ★ 木に登る楽しさや高いところから自然を見降ろす気持ちよさを実感するのはもちろんですが、緊急事態のレスキューの場面でもツリークライミングの動き方が役に立つそうです。 登っていない子どもや大人たちは「ガンバレ!その枝だ!!」「足をもっとあげて!」など、みんなで応援しあいながら、楽しくツリークライミングを見守りました。
この苗木が大きくなってどんぐりの実をつけるようになるまでには30年くらいかかるとのこと。参加者から「30年後にまた来たい」との感想もありました。 ステキな「ふれあいの森」になるまでにはまだまだ長い時間がかかり、その間の下草刈りなどの保全活動はかかせません。これからもみんなの力で育林活動をしていきましょう!