「プロジェクトD・福島ふれあいの森」で下草刈りを行いました!(2017年8月26日)
一昨年から植樹をスタートした郡山市の「プロジェクトD・福島ふれあいの森」。2年前に植樹した苗木のまわりの草を刈り払う作業を行いました。
参加者は東京から品川区の山中小学校こどもエコクラブと苗木を育ててくださったご家族、大学で学生のエコ活動をご指導されている郡山女子大学の先生方(環境カウンセラーでもあります。)と地元小野町の子どもたちが参加してくれました!
春から夏にかけてぐんぐん伸びるのは苗木だけではありません。その周りの雑草も負けじとばかり伸びていて、このままでは苗木に十分な日光があたらず枯れてしまいます。それを防ぐために、こまめに草を刈っておく必要があるのです。
いつも植樹地の管理をしてくださっている「NPO法人小野自然倶楽部」の方に下草の刈り方や鎌の使い方を聞いて、作業スタート!今回はたくましい下草たちをしっかり刈り取るために、少し大きめの鎌で行いました。
苗木を間違えて切らないよう、また子どもたちにケガがないよう、地域の方や保護者が子どもたちとペアになって、一緒に活動しました。草刈りの作業の間にも、子どもたちは大きなクモやコオロギを見つけて大騒ぎ!また、どんぐりの苗木に交じっていたクリの苗木に実がなっていてびっくり感動。2年間の月日が経過していることを実感しました。みんなの頑張りで、1時間半ほどで予定していたエリアの下草刈りが終了しました。
作業の後は、小野町の「緑とのふれあいの森公園」に移動し、お待ちかねのバーベキュー♪ 午前中頑張ったので、みんなお腹ペコペコ!おいしそうなお肉や野菜を目の前に、笑顔。残さず食べることもエコ活動の一つ。みんなでおいしくいただきました◎
食事の後は、まず松くい虫にやられてしまった木の伐採を見学しました。作業を担当する小野自然倶楽部の村上さんから、伐採に使う用具や、伐採した木の枝や葉などから身の危険がないように保護する衣服の説明などを受けました。伐採は、まず倒れる方向に切り込みをいれます。その後、倒れる方向の逆側から電気のこぎりをかけていきます。倒れる方向を絶対に間違えることは許されません。いよいよ電気のこぎりによる木を伐採がはじまり、のこぎりの大きな音がしばらく続いた後、木は「どどーん」という音と地面のゆらしながら倒れました。伐採された木を持ち帰ると、持ち帰った先で松くい虫が繁殖してしまうので、禁止されていると教えてもらいました。
それから、続いては斧で「マキ割り」にチャレンジです。
斧を木材に対して垂直に振り上げて、腰をそのまま落として、斧を振りおろしますが、これがなかなか難しい。少し角度が違うと切り込みをいれることができないので、まっすぐに振り下ろす必要があります。昔の人は大変な作業をしていたことを実感。専用の機械でマキをつくる様子も見せてもらいました。
最後にピザ作り。生地をのばしてソース、好きな具材(ピーマン、たまねぎ、スイートコーン、バジル、サラミ、いか等)を思い思いに並べ、たっぷりとチーズをのせて、つくったマキで高温になっている窯に投入。数分で焼きあがったピザをいただきました!美味しかったです。
苗木が大きくなってどんぐりの実をつけるようになるまでには30年くらいかかります。参加者から、「またお手入れに来て、苗木を守っていきたい」との感想もありました。
ステキな「ふれあいの森」になるまでにはまだまだ長い時間がかかり、その間の下草刈りなどの保育活動はかかせません。これからもみんなの力で育林活動をしていきましょう!